あの仮想通貨が大暴落!?気になる今後の行方は?
多くの人の関心が高まっている仮想通貨。その仮想通貨の代名詞とも言われているのがビットコインです。仮想通貨=ビットコインと思っている人もいるほど、名の知れている仮想通貨ですが、実はビットコインが2021年5月19日に暴落したニュースを知っていますか?
今回は、これから仮想通貨を始めたいと思っている方向けに仮想通貨とはどんなものか、2021年5月19日にどのような出来事が起こったのか、仮想通貨の今後について解説していきます。
仮想通貨はビットコインだけではない
仮想通貨は別名暗号資産とも呼ばれており、日本円のようにお札や硬貨ではなく電子データのみでやりとりがされる通貨のことを指します。日本円やドルなど、法定通貨のように国家による強制通用力を持たずに、主にインターネット上での取引で用いられることがほとんどです。
2009年に運用が開始されたビットコインが登場して以来、アルトコインやさまざまな仮想通貨が次々と誕生しています。
法定通貨と仮想通貨を交換する仮想通貨取引所と呼ばれる仮想通貨交換業者が現れ近年仮想通貨の保有が急速に広まっています。
仮想通貨の種類は3,000以上
一言で仮想通貨と言っても、その種類はなんと3,000以上あるのです。これでは一体どんな仮想通貨を運用したら良いのかわからないですよね。
ここで日本で購入することができる仮想通貨をいくつか紹介します。
ビットコイン(BTC)
仮想通貨の先駆けとも言えるビットコイン。2008年にサトシ・ナカモトという人物によって公開された「ビットコイン:P2P電子通貨システム」がきっかけとなり開発され、翌年の2009年から稼働しているシステムです。
仮想通貨で1番メジャーな銘柄で、時価総額もナンバーワンを誇っています。
イーサリアム(ETH)
2015年7月に登場したイーサリアム(ETH)は、ビットコインの次に有名な仮想通貨です。時価総額もビットコインに次ぐ第2位となっています。ビットコインの技術を応用し、開発された仮想通貨です。
ライトコイン(LTC)
ライトコインは2011年にビットコインをベースに開発された仮想通貨です。ビットコインの発行上限が2,100万枚なのに対して、ライトコインの発行上限は8,400万枚と4倍に設定されています。
ビットコインが暴落した2021年5月19日
2021年5月11日には600万円で推移していたビットコイン。しかし、翌日には530万円となりその後も下落が止まらず5月19日にはなんと320万円にまで急落したのです。最高額が700万円だった時のことを考えると半分以下となっていることがわかります。
これほどまでにビットコインが暴落した原因と言われているのがこちらです。
仮想通貨急落の原因
急落した5月19日の1週間前、5月12日にアメリカの大手電気メーカー、テスラのイーロン・マスクCEOがTwitterで「ビットコインでテスラ車の購入は認めない方針」だとツイートしました。
一見、企業としての方針を示しただけのように思えますがこのツイートを機にビットコインは急落してしまいます。
実は、テスラは2月に会社資産のおよそ7%に当たる1,600億円規模のビットコインを購入していました。しかし、テスラ車はビットコインで購入させないとツイートされ、これが市場で売却されるのではないかと考えた投資家がビットコインを売却したからだと推測されています。
その後、イーロン・マスクCEOはビットコインの売却を否定しています。
仮想通貨のこれから
かなりの下落を経験したビットコイン。「もうビットコインは終わったのか」と考える人が増えても無理はありません。しかし、これまでビットコインが歩んできた道のりを振り返ってみると何度も高値からの下落を経験しているのです。
- 2017年 238万円→64万円 174万円の下落
- 2018年 94万円→35万円 59万円の下落
- 2019年 150万円→70万円 80万円の下落
- 2020年 115万円→41万円 74万円の下落
2018年には一時期35万円だったにも関わらず、2019年には150万円にまで回復しています。
急落した原因については、全て同じではありませんがビットコインが50%以上下落することは毎年起きていることなので特に心配する必要はないでしょう。
仮想通貨とコロナショック
世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルスですが、実はコロナが終息すると仮想通貨の勢いがますます加速するのではないかと言われています。
オンライン化が進み、無国籍通貨である仮想通貨はネットでの取引やショッピング活路を見出しつつあります。
いつの時代か、資産として金の価値が高騰したように、今後は仮想通貨が資産として扱われる可能性も大いに考えられます。
まとめ
今回は、仮想通貨とは一体どのようなものか、ビットコインが暴落した原因と、仮想通貨の今後について解説しました。
一時期下落した仮想通貨ですが、まだまだ注目を集める存在となりそうです。しかし、100%収益が得られるわけではないので、運用には十分注意しましょう。